mobile128_128個人信用情報に「異動」情報が掲載されてしまった場合、クレジットカードやカードローンの審査はほぼ審査に通ることはありませんが、では端末料金分割払い方式のケータイ電話(スマフォ)の審査は通るのでしょうか?

携帯電話の分割払いの審査はクレジットカード審査よりも甘い

携帯電話の分割払いも、実はローン扱いになります。しかし、ローン扱いとはいえ審査ではクレジットカード審査よりも基準が低く設定されているのです。

携帯電話の分割払いのときに審査されるポイントは

  • 他の携帯電話での契約解除後の未払いがないこと
  • 口座引き落としで直近半年以上の引き落としができていること

の2つが主な審査ポイントです。

つまり、携帯電話会社の滞納をしていても、未払いがなければ審査に通る可能性が高く、自己破産や債務整理などで「異動」情報が個人信用情報に記載されていても、直近半年以上の携帯料金の支払いに問題がなければ審査に通る可能性が高いということなのです。

なぜ、携帯電話の分割払いは審査が甘いの?

では、なぜ同じローンの一種なのにクレジットカードの審査よりも携帯電話の分割払いの審査の方が甘いのでしょうか?

これは少しでも契約数を増やしたいという携帯キャリア側の思惑があるのです。

多少ブラックだったとしても、契約数の純増数を伸ばせるか、どうか?というのは大きく株価に影響してくるのです。株価が下がれば企業の資産価値が下がってしまい、調達できるお金も少なくなってしまうため、新規事業やサービス強化などの投資に回せるお金が少なくなってS見合うのです。

そのため、各携帯キャリアは、販売代理店に高額の成功報酬を支払って販売競争を行っているのです。

5年前に自己破産した人であっても、半年間まじめに返済を続けているのであれば、毎月数千円の返済ゆえに貸し倒れリスクはそれほど高くないと考えているのです。その貸し倒れリスクよりも、契約数を1件でも積み上げたいという意向の方が勝っているのです。

携帯電話料金の契約終了後の未払いさえなければ、携帯電話の分割払いの審査はほとんどの方が通ると考えられるのです。