審査が甘いクレジットカードというのはどういう特徴があるクレジットカードのことを言うのでしょうか?クレジットカードの審査落ちで悩んでいる方には必見です。
審査が甘いクレジットカードを見分ける前に
審査が甘いクレジットカードを見分ける前にクレジットカード会社のビジネスモデルを知る必要があります。
クレジットカード会社の収入
- 年会費収入
- クレジットカードの利用額に応じて加盟店から支払われる加盟店手数料
- キャッシング手数料率が高い
クレジットカード会社の支出
- 付与するポイント(マイル)
- 保険などの特典に使う費用
- 提携店での優待などに必要な費用
- 入会キャンペーンなどのボーナス
になります。
当然、企業である以上、利益を出す必要があるため
収入 - 支出 = 利益
という形で、各クレジットカード会社は利益を最大化するために色々な企業努力をしているのです。
なぜ、「審査の甘い、甘くない」にクレジットカード会社の利益が関係してくるの?
そもそも、クレジットカードの審査というのは
貸し倒れを防ぐ目的で実施されるもの
なのです。
クレジットカードはショッピング利用でも、クレジットカード会社が1ヶ月~2ヶ月立て替えて払う仕組みです。
この立替払いで払ったお金が戻ってこない状況 = 貸し倒れ
が発生してしまうと、クレジットカード会社は大きな損失になってしまうのです。
そこで、貸し倒れをしない人なのか?どうか?をふるいにかけるために
年収や職業、他の借り入れなどを審査するのです。
- 審査を厳しくすれば → 貸し倒れの発生率は下がる
- 審査を甘くすれば → 貸し倒れの発生率は上がる
という関係が成り立つのです。
ということは、審査の甘いクレジットカードは、貸し倒れの発生率が高くてもいいクレジットカードということです。
貸し倒れの発生率が高くても良いということは、十分な利益が確保できているクレジットカードということになるのです。
審査が甘いクレジットカード = 十分な利益が確保できているクレジットカード
十分な利益を確保できているか?どうか?というのは収入が大きくて、支出が少ないクレジットカードということになります。
収入が多い
- 年会費が高い
- キャッシング時の金利が高い
- キャッシング利用者が多い
- 別の収入が見込める
支出が少ない
- ポイント還元率が低い
- 保険などが付帯していない
- 優待特典などがない
- キャンペーンなどをしていない
というクレジットカードは利益が大きいと言えるのです。
普通にクレジットカードを比較検討するときには、候補にも入ってこないであろう上記のようなクレジットカードが、審査が甘い可能性の高いクレジットカードになるのです。
審査が甘いクレジットカードを見分けるポイント
- 年会費が高いクレジットカード
- 流通系のクレジットカードで店舗(ネット含む)での売上増が見込める
- キャッシング手数料が高い
- 消費者金融が発行している
- ポイント還元率が低い
- 優待特典が少ない
- 保険が付帯していない
- 入会キャンペーンをしていない
- 新規参入のクレジットカード会社
上記の項目のうち3つが当てはまれば、審査が甘いクレジットカードである可能性は高いといえます。
審査の甘い、厳しいというのは、クレジットカードを申込む方の属性や収入、他の借入状況によっても違ってくるので、半年の間に3社までのペースで上記に当てはまる候補のクレジットカードから申込んでみるチャレンジを続けることをおすすめします。
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