クレジットカード審査で重要視される項目に「勤続年数」があります。クレジットカードだけでなく、ローンの審査時にも重要視される「勤続年数」ですが、どのくらいあれば良いのでしょうか?
クレジットカードの審査で、なぜ「勤続年数」が重要視されるのか?
クレジットカードを審査するときに重要視されるのは「きちんと返済してくれるか?」という点に集約されます。
勤続年数が長いということは?
- 同じ企業で働き続けることは、性格も律儀で真面目な可能性が高い
- 同じ企業で働き続けると、役職や年収が転職を繰り返す人よりも高い
- 同じ企業で働き続けると、辞めにくいため急な収入減の可能性が低い
- 同じ企業で働き続けると、辞めにくいため居場所が特定しやすい
というような判断ができます。
そのため、クレジットカード会社は審査時に、勤続年数の長い人と短い人では、長い人の方にクレジットカードを持ってもらいたいと考えているのです。
クレジットカードでは何年の勤続年数が必要なのか?
これは、クレジットカード会社によって違いますし、実は年齢によっても変わってきます。
20代の方であれば、働き始めてから間もないため、勤続年数が低いことも往々にしてありますが、50代の方で、勤続年数が半年未満の場合は、定職につけていないと考えられてしまう可能性があるからです。
さらに、数年前に比べると現在では、ヘッドハンティングなどによって転職するケースも一般的になってきたため、勤続年数の重要度は低くなっているのが実情です。
勤続年数で最低でもクリアしておきたい勤続年数
半年
半年未満でも、クレジットカードの審査に通る可能性はありますが、一般的には半年未満の場合は、属性の審査ポイントはマイナスになると言っていいでしょう。
勤続年数で高評価される勤続年数
3年以上
転職が当たり前になってきた現在では、3年を超えれば審査上の平均点は超えていると考えて良いでしょう。ただし、長ければ長い方が評価は高くなります。
クレジットカード申込時の勤続年数記入の注意点
個人事業主の場合は、事業期間を記載する
個人事業主の場合は、個人事業を営んでいる業歴を勤続年数として記載すれば大丈夫です。
派遣社員は、派遣企業への登録期間を記載する
派遣社員の場合は、派遣企業から出向先の勤続年数を書くのではなく、派遣元の企業へ登録している期間を記載すれば大丈夫です。
転職直後、就職直後でクレジットカード審査落ちしたら、期間を置いて再チャレンジ
転職直後や就職直後でクレジットカードに申し込んでも、審査に落ちてしまったら、期間を置いて再度申し込みをしてみましょう。3ヶ月後、半年後、であれば勤続年数が理由で審査に通らないことはある程度防げます。それでも落ちたら、審査落ちには別の理由があると考えましょう。