クレジットカード審査で重要な項目に「属性」というものがあります。「属性」というのは、あなたをいろいろな指標で仕分けした場合の属しているジャンルのことを言います。
例えば、サラリーマンであれば、サラリーマンという属性であり、大企業であれば大企業というジャンルに属しているということになります。
なぜ、この属性がクレジットカード審査に影響するのでしょうか?
属性ごとに信用情報の過去データがあるため、その過去データを参照し、どの属性の方は信用度が高いのかを点数化することが可能なのです。
例えば、サラリーマンの方に対して、公務員の方の方が過去のデータを見ると、きちんと返済する方の確率が高いということになれば、公務員の方が属性の点数は高いということになるのです。
どんな属性があるのか?
年齢
- 20代 ◎
- 30代 ◎
- 40代 ○
- 50代 △
- 60代 ×
- 70代 ×
年齢は若い方が審査上は有利。クレジットカードの場合は、20歳未満の場合作れないケースがあったり、ゴールドカードでは25歳にならないと申し込めないものがあったりしますが、基本的には若い方が審査に通りやすくなっています。年齢を重ねると病気やケガなど働けなくなる可能性も高くなってしまうので、信用も下がるのです。
家族構成
- 独身・家族同居 ◎
- 既婚・家族同居・子供無し ◎
- 既婚・家族同居・子供有り ○
- 既婚・同居家族無し・子供無し ○
- 独身・同居家族無し △
家族構成は、独身で家族が同居している方が信用が高くなっています。これは、家族が同居している方が住所が特定できなくなる可能性が低いからです。また、同じ家族同居でも、家庭があると生活費や養育費、学費など費用がかかるため、可処分所得が低くなるため返済に回せるお金が少なくなると判断されるのです。
電話番号
- 自宅固定電話・携帯電話 ◎
- 自宅固定電話のみ ○
- 携帯電話のみ △
- 無し ×
電話番号は、固定電話があった方が審査はプラスに働きます。固定電話がある方が住所を特定しやすいからです。
職種
- 医師、弁護士 ◎
- 公務員 ◎
- 正社員 ○
- 自営業 △
- 派遣社員 △
- アルバイト、パート △
- 専業主婦 ×
- 学生 ×
- 無職 ×
職種は一番わかりやすいですが、安定して高収入の職業が上位にきます。高収入で資格がある弁護士や医師、安定している公務員が続きます。
勤務先
- 公務員 ◎
- 上場企業 ◎
- 大手企業 ○
- 中小企業 ○
- 自営業 △
- アルバイト △
- 無職 ×
勤務先も職種と同様に安定している公務員から大企業と続いていきます。注意して欲しいのは収入が安定しない自営業は審査が通りにくいということです。
年収
- 400万円以上 ◎
- 200万円~400万円未満 ○
- 200万円未満 △
年収はある程度の幅で高いか低いかがジャッジされます。高ければ高い方が評価は高くなります。
勤続年数
- 10年以上 ◎
- 5年~10年未満 ◎
- 1年~5年未満 ○
- 6ヶ月~1年未満 △
- 6ヶ月未満 厳
勤続年数は、クレジットカード審査の中でも重要視されるポイントです。勤続年数が長いと住所を特定しやすかったり、年収や役職が高かったり、真面目に継続するという性格を評価されるのです。
居住年数
- 10年以上 ◎
- 5年~10年未満 ◎
- 3年~5年未満 ○
- 1年~3年未満 △
- 1年未満 ×
居住年数も、勤続年数と同様に長ければ長いほど信頼性が高くなります。
住居形態
- 持ち家(自己名義) ◎
- 持ち家(家族名義) ◎
- 官舎・社宅 ○
- 賃貸 ○
- 公営住宅 △
住居は、自己名義の持ち家があると信用度は高くなります。家賃の安い公営住宅が一番評価は低いのです。